先日所用で母校に行ってまいりました。
その際、国民年金の学生納付特例(保険料猶予)の事務手続きをどのようにされているのか、学生部にも寄ってお話伺いました。
返ってきた言葉にびっくり。「何もしていません」・・・
特例制度ができた(2000年4月)当初、1、2年はどこかから人が来られて相談ブースなどを設けておられたそう(対応してくださった方も当時は別の部署におられ、詳細不明)ですが、以降は何もされていないそうで。
大学等で申請の受付ができるとなったのは2008年。そのあたりは全くスルーなんですね。。。
個人的にはなんて便利な制度ができたのだと喜んでいたのですが、アテが外れました。てっきり学生部などで受付をされているのだとばかり思っていました。
以下、調べてみました。
まずヒットしたのがタイトルの法人名。学校側から、特例納付の手続きをさせてくださいとお上に申し出しないといけないですと。知りませんでした・・・・・そしてこの制度、ほとんど活用されておらず、なんと平成25年6月21日現在で、近畿厚生局管内で指定を受けているのはたった23法人(専門学校含む)京都府下の大学にあっては精華大学ただ1校でありました。。。。。
全国的には2010年当時の数字が東京新聞に掲載されているのを見つけたのみですが、国立大学86校のうち、5校のみ。公立大学は92校中10校。私立大学は595校のうち27校。先出の直近の近畿の数字を見てもさほど増えていないことは伺えます。
ちなみに記事のコメントとして「指定制度に及び腰の大学の現状は、年金教育についての現状を表した格好ともいえます」と。そのとおりだと思います。。。
確かに事務が増えて面倒です。学校側にはメリットありそうに見えません。(手数料として1件あたり30円!が支払われるとのこと:100人やって3,000円。。。)でもこれ、将来の未納者を増やさないためにも大事な制度だと思うんです。
今時の親御さんの多くは、20歳にもなった子供の年金の手続きを、代わりに役所に行ってしてあげているから、学校でできなくてもかまわない?そんな風にも捉えてしまいますが、果たして当の本人が無知・無関心なのを放置でよいのでしょうか。
年金は老齢だけじゃありません。障害も遺族もあります。事故に合えば障害年金をもらえるかもしれないし、若くして結婚したら遺族年金も自分とは無関係なものでもないかもしれません。手続きをとっていなければ、ただの未納。受け取れるものも受け取れない。タダで入れる保険を見逃しているということ。
そして未納者が増えれば、年金財政は悪化し、正直に払っている者へもしわ寄せがくるということ。保険料の増加、給付の減少もそうですが、未納で無年金の方は生活保護を受けるしかない場合も多く、その保護費って私たちが払っている税金です。
未納者の放置はその人だけの問題でなく、回りまわって自分たちのところへツケが回ってきます。もっと真剣に考えてもよいのではないでしょうか。
